体の芯まで冷え込む寒い冬がやってきました。
熱いお風呂に入ったり、温かい鍋を食べたり、体を温める方法はいろいろとあります。
しかし寒い冬だからこそ、まずは心を温めるのはいかがでしょうか?
この記事では、読んで心が温まる本を厳選して7冊紹介します。
ぜひ紹介した本を読んでいただいて、心も体も温かくしてください。
おすすめ本7選
それでは早速冬におすすめの本を紹介していきます!
『宙ごはん』
まず最初に紹介するのは、町田そのこさんの『宙ごはん』です。
この物語は“料理”がキーワードになっています。
自分のために作ってくれたおいしい料理は心も温めて癒してくれます。
人のために作るときには、その人のことを思っている。
作ってもらった人は、作った人から思われている。
自分のために作るときは、自分のことを思っている。
食事ってただ栄養を取るだけのものではありませんね。
この本を読むと今まで作ってくれた人に感謝し、今度は大切な人のために作りたいと思えます。
ぜひ読んでみてください。
『そして、バトンは渡された』
次に紹介するのは、2019年本屋大賞に輝いた瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』です。
普通とはちょっと違う家族の物語です。
サクッと読めて、クスッと笑えて、涙がこぼれ落ちる、どこまでも優しい物語。
親子って血の繋がりがすべてではないということ。
子どもの親になれるって素晴らしいんだということを教えてくれます。
手元に置いといて、凹んだときに読み返したくなる本です。
『ライオンのおやつ』
次に紹介するのは、小川糸さんの『ライオンのおやつ』です。
余命を宣告されたら、あなたはどう思い、残りの日々をどう生きるでしょうか。
生きることについて考えさせられる物語です。
一生心に刻みたい名言にあふれていて、死を宣告される前に読んでおきたい1冊です。
『ラブカは静かに弓を持つ』
次に紹介するのは、安壇美緒さんの『ラブカは静かに弓を持つ』です。
この本は1冊でいろんな要素を楽しめます。スパイものの緊張感や音楽など。
その中でも特に印象に残っているのは、仲間がいるって素晴らしいということです。
自分が思っているよりずっと、人は自分のことを見ている。
行動の裏にある心理や葛藤まで見られている。
だから行動で失敗したり、もうお終いだと思ったとしても、そうとは限らないよというお話です。
『心淋し川(うらさびしがわ)』
次に紹介するのは、西條奈加さんの『心淋し川』です。
この本は6編の短編集で、時代小説です。
6編とも心淋し川というドブ川沿いにある長屋の住民たちの物語。
今よりずーっとプライバシーのない時代、ご近所さんはこうやって助け合って生きてきたんだよというお話です。
『昨夜のカレー、明日のパン』
次に紹介するのは、木皿泉さんの『昨夜のカレー、明日のパン』です。
大切な人の死を引きずり悲しんでいる人たちが、悲しみと向き合い、乗り越えていく希望の物語です。
テーマは重いように感じるかもしれませんが、サラッと読めて、クスッて笑えて、元気がもらえます。
木皿泉さん脚本のドラマが好きな人にもおすすめです。
『52ヘルツのクジラたち』
最後に紹介するのは、町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』です。
親に虐待され人生を搾取されてきた女性と、親に名前ではなく「ムシ」と呼ばれる少年の物語です。
もう生きているのが辛い、生きていたって仕方がないと思ってしまうときでも、その声なき声を聴いてくれる人がいるかもしれない。
そして誰でも誰かの希望の人になれるし、なりたいと思う、そんなお話です。
まとめ
体の芯まで冷え込む冬におすすめの小説7つを紹介しました。
部屋を暖かくしたり着こんだりして体を温め、おすすめの小説を読んで心を温めて、寒い冬を乗り切りましょう。