読書をすると、心に栄養を補給したような感じがしませんか。
読書はわたしたちが生まれるずっと前から、人々に大きな影響を与えてきました。
先人たちが残してくれた読書に関する格言の中から、特に心に響いた15の格言を紹介していきます。
読書が好きな人にぜひ読んでいただき、読書の素晴らしさを再確認し、共有していけたら幸いです。
読書に関する格言15選
それでは早速格言を紹介していきますね。
1つ目の格言は、スタンダール(フランスの小説家/1783-1842)の言葉です。
良い本は私の人生におけるイベントである。
本を読むと今まで知らなかった知識を得たり、体験できないようなことを疑似体験できたり、ものすごく心を動かされたりしますよね。
たくさん本を読めば、たくさんのイベントを経験できて、豊かな人生になっていきます。
次の格言は、メアリー・ウォートリー・モンタギュー(イギリスの著述家/1689-1762)の言葉です。
読書ほど安い娯楽も、長続きする喜びもない。
図書館で本を借りれば、タダで本を読めます。
本を買ったとしても、スポーツや釣りなど他の趣味ほどお金はかかりませんね。
良い本を読めば一生心に残り、辛いときに励ましてくれたり、困ったときの知恵を与えてくれたりします。
本を借りるか買うかについて、わたしの意見をまとめた記事があります。
興味がある人はぜひご覧ください。
読書がしたい!本は借りるべきか、買うべきか問題に決着はつくか?
次の格言は、オノレ・ド・バルザック(フランスの小説家/1799-1850)の言葉です。
読書は私たちに未知の友人をもたらす。
読書は新しい知識や考え方、感動などをもたらしてくれます。
コロナ自粛もあって、わたしは友達と会ったり、連絡を取らなくなったりして、友達をなくしてしまいました。
ですが、暇があれば本を読むという生活をしていたら、友達がいないことも忘れるくらい不自由や寂しさがありません。
それはそれでどうなの?と思うところもありますし、声をほとんど出さない生活もいかがなものかと思います。
でも私は、本とともにある人生を気に入っています。
本ばかり読んでたら、そんな淋しい人になっちゃうの?と不安にさせてしまったならごめんなさい<m(__)m>
次の格言は、リチャード・スティール(アイルランドの作家/1672-1729)の言葉です。
心にとっての読書は、身体にとっての運動と同じである。
運動によって体が強くなったり、身体能力が高まったりします。
同じように読書によって心と脳を刺激し、強く大きく育っていくのですね。
心を大きく揺さぶられたり、涙を流したりすると、何だかスッキリしてストレスが軽減した気がします。
それも運動をした後と同じですね。
次の格言は、デカルト(フランスの哲学者/1596-1650)の言葉です。
あらゆる良書を読むことは、過去数世紀の最高の人々と会話するようなものだ。
時間や空間を超えて、自分もその場に立ち会っているかのような体験ができて、偉人たちの思考も共有できる。
一から自分で経験しなくても、過去の偉人から学ぶことができる。
人生は長いようで短いので、いかに良書と出会うかが重要だと思いました。
次の格言は、アントン・チェーホフ(ロシアの劇作家、小説家/1860-1904)の言葉です。
書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、 私はより豊かに、より強く、より高くなっていく。
これは日々の読書でつくづく感じています。
毎日のように読書をするようになってから、心が安定するようになりました。
読書で心が揺さぶられているので、日常では穏やかになっているのかもしれません。
そして、たくさんの疑似体験をすることによって、より豊かに、より高くなっている実感があります。
他の人からは、全くそうは見えないかもしれませんけど、、、
次の格言は、吉田松陰(幕末の長州藩士/1830-1859)の言葉です。
今日の読書こそ、真の学問である。
短い時間であっても毎日読書することで、知識や考え方が蓄積されていくということですね。
吉田松陰はそのようにして学び、優れた教育者になった。
幕末の動乱期を生き、29歳で亡くなった偉人の残した言葉は、とても深く感じます。
次の格言は、アナトール・フランス(フランスの詩人、小説家/1844-1924)の言葉です。
私が人生を知ったのは、人と接したからではなく、本と接したからである。
自分の人生、自分に関わっている人の人生だけでは、人生を知ったとは言えない。
もっと違ったたくさんの人生は、本と接したことにより知ることができる、ということですね。
本を読んでいると、ほんとうにいろんな人がいるんだなぁとつくづく思います。
自分の視野の狭さを痛感して、一回り大きくなれたような気がしてきます。
次の格言は、国木田独歩(日本の小説家、詩人/1871-1908)の言葉です。
読書を廃す、これ自殺なり。
読書をやめることは、知識や感情、想像力などの成長の機会を放棄することだと言ってるんですね。
もし本を読むことができなくなったら、人生がとてもつまらなく感じるだろうなと思います。
本を読んで記事を書くことが、今のわたしの生活の大きなウエイトを占めていて、何よりの楽しみだからです。
心が死んだようになってしまうかもしれません。
次の格言は、ベンジャミン・ディズレーリ(イギリスの政治家、小説家/1804-1881)の言葉です。
たった一冊の本しか読んだことのない者を警戒せよ。
本を読むということは、本から何かを得ようとする姿勢があるということですよね。
警戒、まではいかなくても、本好きな人とは話がはずみますし、本に興味がない人とは違う人種だなと思って、距離を置いてしまいます。
なので、私は夫とも距離を置いています(笑)
次の格言は、シャルル・ド・モンテスキュー(フランスの哲学者/1689-1755)の言葉です。
一時間の読書をもってしても和らげることのできない悩みの種に、 私はお目にかかったことがない。
本は悩みも和らげてくれるのですね。
本から知恵をもらって問題解決するということもありますが、現実逃避というか気分転換の役割も果たしたりします。
辛くなったり苦しくなった時に、この本を読もうと思っているお気に入りの1冊が、私にはあります。
そのお気に入りの本は、『そして、バトンは渡された』(著:瀬尾まいこ)です。
紹介している記事がありますので、興味がある人はご覧ください。
次の格言は、マルクス・トゥッリウス・キケロ(古代ローマの政治家/紀元前106-紀元前43)の言葉です。
本の無い部屋は魂の無い身体のようなものだ。
いつから「本」があったのかは特定できないようですが、少なくと紀元前106年にはあったということですね。
そしてその頃から、本は、身体にとっての魂と同じくらい重要で必要なものだったことに驚きました。
人間はずーっと前から、本とともに生きてきた。
古典など昔の人が書いたものを読むと、人間の思考というのは、今の人と同じだということがわかります。
人の本質って時代が変わっても変わらないものなのですね。
次の格言は、フョードル・ドストエフスキー(ロシアの小説家、思想家/1821-1881)の言葉です。
本を読むことを止めることは、思索することを止めることである。
思索することを止めたら、生きていると言えないと私は思います。
もういい歳になったからか、ぼーっとテレビを観ている時間がもったいないと思うようになりました。
テレビを面白く感じないというのもありますけど。
まだまだ生きていたいので、本を読んで思索していきたいと思っています。
次の格言は、北条早雲(戦国時代初期の武将/1456-1519)の言葉です。
少しの隙あらば、物の本を、文字のある物を懐に入れ、常に人目を忍び、見るべし。
少しでも時間があったら、人に気づかれないように本を読んで学びなさい、ということですね。
今でこそ学ぶ方法は本だけではありませんが、ちょっと前までは学ぶと言えば本でした。
時代を超えて、国を超えて、多くの人が本を読みなさいと言っています。
それほど本を読むことは、生きる上で大事なことなんですね。
最後の格言は、三浦綾子(日本の作家/1922-1999)の言葉です。
読書というものは、その時に応じて読み方に深浅がある。自分のその時に置かれた環境で、読み方が深くなったり、浅くなったりする。
三浦綾子さんの著作を読んだことがある人は多いのではないでしょうか。
私はまだ若いころに『塩狩峠』を読んで衝撃を受けたことがあります。
自分の体で脱線した電車を止めて、乗客を救うというお話でした。
その時に置かれた環境で読み方が変わる、ということはありますね。
年齢も環境も状況も変わった今の私が『塩狩峠』をもう一度読んだら、違った感想になるでしょう。
何度でも味わうことができる、それが読書の面白さでもあると思います。
最後に
読書好きの人に知って欲しい、読書に関する15の格言を紹介してきました。
読書が素晴らしいことを再確認し、ますます本が好きになっていただけたら幸いです。
読書の効果についてまとめた記事があります。
こちらもぜひご覧になってください。
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