この記事では、映画化やドラマ化された小説のおすすめを紹介します。
私がこの記事で紹介するのは、先に原作本を読んだものがほとんどです。
勇気がなくて映画を観ていないものもありますので、その作品については口コミを調べました。
また、映像の方も観てみたい、もう一度映像を観たいという方のために、動画配信サービスの取り扱いについてもまとめています。
ぜひ最後まで読んで、映像化された素晴らしい作品を読むきっかけにしていただけたら幸いです。
- 映像化された小説のおすすめ
- 『流浪の月』(凪良ゆう著/東京創元社)
- 『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ著/文藝春秋)
- 『ある男』(平野啓一郎著/コルク)
- 『永い言い訳』(西川美和著/文藝春秋)
- 『正欲』(朝井リョウ著/新潮社)
- 『朝が来る』(辻村深月著/文藝春秋)
- 『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ著/中央公論新社)
- 『八日目の蝉』(角田光代著/中央公論新社)
- 『わたしの幸せな結婚』(顎木あくみ著/KADOKAWA)
- 『永遠の0』(百田尚樹著/太田出版)
- 『阪急電車』(有川浩著/幻冬舎)
- 『空飛ぶタイヤ』(池井戸潤著/講談社)
- 『風と共に去りぬ』(マーガレット・ミッチェル著/新潮社)
- 『1リットルの涙』(木藤亜也著/幻冬舎)
- 『流星の絆』(東野圭吾著/講談社)
- 『天璋院篤姫』(宮尾登美子著/講談社)
- 『影武者徳川家康』(隆慶一郎著/新潮社)
- 動画配信サービスの取り扱い
- 最後に
映像化された小説のおすすめ
それでは、早速おすすめの原作本を紹介していきます!
『流浪の月』(凪良ゆう著/東京創元社)
まず最初におすすめするのは、『流浪の月』です。
これはなかなかの衝撃作でした。
本当の愛って何だろうとわからなくなり、親子兄弟夫婦恋人友達のような名前のない関係の尊さを知りました。
そして「事実と真実は違う」という名言がありました。
見た目や自分の知っている情報だけで判断しそうになったとき、この名言を思い出します。
この物語をリアルに映像で観るのは苦しすぎると思ったので、映画は観ていません。
なので、口コミを紹介しますね。
原作がいいですからね。映画も良かったみたいです。
小説も映画も好きな人がいました。
確かに凪良ゆうさんの作品は物悲しさと優しさを感じます。
本を読んでから観るのが良さそうですね。
まだ原作を読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
本を読んだ感想を記事にしています。興味のある方はどうぞ。
『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ著/文藝春秋)
次に紹介するのは、『そして、バトンは渡された』です。
この物語は、私にとって元気を出したいときに読む、とっておきの1冊です。
親が子を思う気持ち、そこに血のつながりは必須ではないんだ、と心が温かくなりました。
キャストが原作のイメージと違うので、映画は観れていません。
原作がお気に入りすぎて、世界観が変わってしまってたら許せなくなりそうで(;^_^A
映画版の口コミは、この本の紹介記事に載せています。
気になる方はぜひご覧ください。
まだ原作を読んでいない人は、読んでみてくださいね。
『ある男』(平野啓一郎著/コルク)
次に紹介するのは『ある男』です。
こちらは映画を先に観ました。
とっても暗ーいお話だったんですけど、心に残る作品になりました。
自分ではどうしようもない境遇に抗おうとする主人公の話がずっと辛かったです。
原作を読んでみたら、世界観がわりと忠実に映像化されていることがわかりました。
ただ映画は時間の関係でどうしても端折ってる部分があるので、ハテナ?だったところが原作を読むとスッキリしますよ。
まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
映画との比較も含めて感想をまとめた記事があります。
興味のある人はぜひどうぞ。
『永い言い訳』(西川美和著/文藝春秋)
次に紹介するのは『永い言い訳』です。
こんなにも共感できない主人公は珍しいと思った作品です。
それでもこの話がどうやって結末を迎えるのか気になって、最後まで読んでしまいました。
生きているうちに身近にいる人を大事にしようと思わせてくれるお話でした。
映画はと言いますと、、、
気に入らない主人公をもっくん(本木雅弘)が演じていたとしても、映像で観たくないと思って観ていません。
なので、口コミを紹介します。
映画を先に観た人の感想ですね。
確かにダメダメな描写と最後にひとつまみの救いがありました。
映画も小説もとびきり良いそうですよ。
まだ原作を読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
気に入らない主人公ですが、小説家なので良いことを言うんです。
その名言を紹介しながら感想をまとめた記事がありますので、興味のある人はどうぞ。
『正欲』(朝井リョウ著/新潮社)
次に紹介するのは『正欲』です。
こちらも衝撃作でしたね。
「多様性」という言葉をよく見聞きするようになりましたが、何もわかっていなかったということがわかりました。
マイノリティにも当てはまらない人たちの物語です。
これはですね、リアルに映像で観たくないと思ってしまって、映画を観る勇気がありません。
なので、口コミを紹介します。
原作も含め、賛否はあると思います。
でも目を背けていいわけでもないと思います。
確かに一般受けはしないと思います。
なので、エンターテイメントを純粋に楽しむために観る映画ではないですね。
今の時代、すべての人に読んでもらいたい作品です。
まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。
本の感想をまとめた記事があります。
興味のある人はぜひ合わせてご覧ください。
『朝が来る』(辻村深月著/文藝春秋)
次に紹介するのは『朝が来る」です。
産みの親に育ての親。2人の女性にとても共感した物語でした。
「レール」から一度外れてしまったら、戻るのは難しいということ。
それは若ければ若いほど、選ぶだけの手段を知らないために、より難しいということを考えさせられました。
映画の原作ということを知らずに読んだので、映像はまだチェックできていません。
なので、口コミを紹介します。
なるほど。映像でしか表現できない「朝が来る」とは。観てみないとです。
映画ってキャストがすごい大事ですね。
なかったことにしない、現実と向き合うこと。起きてしまったことはなかったことにはできない。
映画も素晴らしいとわかりました。
原作をまだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。
本の感想をまとめた記事があります。興味のある人はどうぞ。
『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ著/中央公論新社)
次に紹介するのは、まさに上映されたばかりの『52ヘルツのクジラたち』
ネグレクト、DV、LGBTQなどの問題がてんこ盛りな物語です。
親に苦しめられる子どもの話は、読んでいてとても辛かった。
映像でリアルに観る勇気がなく、映画館には行っていません。
なので、口コミを紹介します。
これは原作に忠実ですね。
本を読みながら、そいつヤバいよと教えたくなりました。
アンさんの最後の場面はなかったんですね。
どのように展開したのか気になります。
先に映画を観た人の感想です。映画も素晴らしいようですね。
まだ原作を読んでいない人はぜひ読んでみてください。
本を読んだ感想をまとめた記事があります。興味のある人はどうぞ。
『八日目の蝉』(角田光代著/中央公論新社)
次に紹介するのは『八日目の蝉』です。
若いときに読んだので、不倫相手の子どもを誘拐した気持ちがわかりませんでした。
大事に育てても、引き離されてしまうんだな。(そもそも犯罪なんですけどね、若かったので(;^_^A)
その後の親子関係は難しいだろうな、なんて思っていました。
今読んだら違う感想になりそうですね。
映画についての口コミを紹介します。
映画も素晴らしいんですね。
どの感想も良いものばかりで、イマイチな感想は見つけられませんでした。
まだ原作を読んでいない人はぜひ読んでみてください。
『わたしの幸せな結婚』(顎木あくみ著/KADOKAWA)
次に紹介するのは『わたしの幸せな結婚』です。
8巻で完結する長編です。
少女漫画のような話なのですが、おばさん夢中になって読みました。
最初の1巻については泣きながら読みました。
継母や異父妹にいじめられていた主人公が、婚約者に愛されて幸せになっていく王道のシンデレラストーリーです。
この本は実写の映画にもアニメにもなっています。
アニメは原作の世界観そのままで非常にいいと私は思いました。
でもこのようなファンタジーな夢物語は、実写にすると冷めますよね。
ということで映画は観ておりません。
映画の口コミを紹介します。
やっぱり違うところがあるんですね、、、
先に原作を読んだ作品の映画を観るのを躊躇してしまう理由の一つです。
漫画単行本は私も読みました。これは原作そのまんまです。セリフの1つ1つも。
なので、本で泣いた場面と同じところで同じように泣きました。
映画は原作を読んでからでないと、わかりづらいようですね。
いくつになっても、女性はこのような話が好きだと思います。
まだ原作を読んでいない人はぜひ読んでみてください。
漫画単行本はこちら
『永遠の0』(百田尚樹著/太田出版)
次に紹介するのは『永遠の0』です。
これは会社のおじさんに「泣くよ」と言われて借りた本ですが、私は泣きませんでした。
太平洋戦争も終盤の特攻隊員で、生きようとした祖父は臆病者だったのか。
1人ずつインタビューしていくうちに、祖父の人柄や真相が徐々に明らかになっていくのが面白かったです。
同じ人物なのに、人によって評価が全く違うのは、あるあるですね。
映画も良かったのですが、私はもう一度観たいと思うほどではありませんでした。
まだ原作を読んでいない人はぜひ読んでみてください。
『阪急電車』(有川浩著/幻冬舎)
次に紹介するのは、『阪急電車』です。
関西にある今津線の乗客たちの物語。
この本のように、ほんわか温かい短編集は私の大好物です。
ドラマ『空飛ぶ広報室』を観て、原作本を読んでから、しばらく有川浩さんの作品にハマっていました。
その中で最もおすすめの本になります。
こちらも原作に大満足したので、映画は観ておりません。
なので、口コミを紹介します。
何度も観るほど大好きな映画のようです。
グッとくる作品って観ていて苦しい場面も多いのですが、『阪急電車』のようにほんのり温かい作品に触れたくなる時ありますよね。
この本をまだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。
『空飛ぶ広報室』も面白いですよ。
『空飛ぶタイヤ』(池井戸潤著/講談社)
次に紹介するのは『空飛ぶタイヤ』です。
実際に起きた事故がモデルになっているお話ですね。
スッキリ爽快に終わる結末が見事でした。
事実を元にしたお話ですが、実際は立場の弱い方が、泣いて終わることが多いのではないでしょうか。
私はあまり池井戸潤さんの作品は得意ではないのですが、この本は読んで良かったです。
映画化とドラマ化されていますので、口コミを紹介します。
映画もめちゃくちゃ面白いみたいです。
原作の世界観そのままな感じがしますね。
まだ本を読んでいない人はぜひ読んでみてください。
『風と共に去りぬ』(マーガレット・ミッチェル著/新潮社)
次に紹介するのは『風と共に去りぬ』です。
私が中学生の時に読んで、映画も含めて忘れられない作品になっています。
全5巻の長編ですが、一気に読めました。
そして映画を観た時の衝撃たるや。
スカーレットもレットも原作どおりのイメージでした。
あて書きかと思うくらい、ビビアン・リーもクラーク・ゲーブルもぴったり。
そして、スカーレットって感情的でわがままだな、と思っていました。
でも、わがままなだけではない強い女性ですね。
原作を読んでいない人はぜひ読んでみてください。
『1リットルの涙』(木藤亜也著/幻冬舎)
次に紹介するのは『1リットルの涙』です。
治らない進行していくだけの難病と闘う女子高生のお話です。
これはドラマを先に観ました。
沢尻エリカがかわいかったですね。
後から原作本を読んだら、涙が止まりませんでした。
ドラマは大分マイルドにしていたとわかりました。
少しくらい調子が悪くたって、自分の意思で動き、話し、食べることができている。
一日一日感謝して過ごしたいと思わせてくれる作品です。
まだ原作を読んでいない人はぜひ読んでみてください。
『流星の絆』(東野圭吾著/講談社)
次に紹介するのは『流星の絆』です。
原作を先に読んでいて、宮藤官九郎さん脚本でドラマ化すると知った時はとっても驚きました。
余談ですが、クドカン作品は大好きなんです。
このテイストの作品をクドカンが?
クドカンらしさをどこまで出すのだろう?と心配でした。
ドラマを観てみると、ふざけすぎず、らしさも出しつつ、ちょうどいい塩梅のドラマだったと私は思っています。
原作とは多少違うところもありましたけど。
助け合って生きる3兄弟の姿と犯人を知った時の驚きは、原作どおりでした。
まだ本を読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
『天璋院篤姫』(宮尾登美子著/講談社)
次に紹介するのは『天璋院篤姫』です。
大河ドラマ「篤姫」にハマりました。
ドラマで、まだ篤姫が御台所(将軍家定の正室)になる前に本を読みました。
一番の興味は、家定との夫婦関係がどうだったのか。
やはりドラマは大分マイルドになっていて、原作の方が真実に近いのだと思いました。
まだ本を読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
家定は障害があったと言われています。
家定と同じように障害があった9代将軍家重の物語『まいまいつぶろ』もおすすめです。
こちらは感想をまとめた記事があります。興味のある人はどうぞ。
『影武者徳川家康』(隆慶一郎著/新潮社)
最後に紹介するのは『影武者徳川家康』です。
上中下の3巻からなる長編なんですけど、何度読み返したかわかりません。
私が大好きな作品です。
これが、テレビ東京の新春ワイド時代劇になると聞いたときは驚きました。
今はもう新春ワイド時代劇はやってないですね。
白虎隊の物語は今でも鮮明に記憶に残っています。
『影武者徳川家康』を読んでから、隆慶一郎さんの作品にハマり、完結していないものも含めて全制覇しました。
著者がもう亡くなられたので、新刊が出ないのが寂しいです。
家康は関ケ原で暗殺され、そのあとの家康は影武者だった、という話に興味のある人はぜひ本を読んでみてください。
動画配信サービスの取り扱い
これまで紹介してきた原作本の映画やドラマが気になった人、
映画を観たけど、もう一度観てみたくなった人、
まずは映画から観たい人。
そのような人のために、私の中でトップ3の動画配信サービス(Amazonプライムビデオ、Hulu、DMM)での取り扱いについて紹介していきます。
表にまとめましたので、下の表をご覧ください。
「〇」は会員見放題作品、「×」は配信なしです。
「レンタル」は追加料金(だいたい400~550円)がかかります。
タイトル | Amazonプライムビデオ | Hulu | DMM TV |
---|---|---|---|
『流浪の月』 | レンタル | レンタル | レンタル |
『そしてバトンは渡された』 | 〇 | 〇 | レンタル |
『ある男』 | 〇 | 〇 | 〇 |
『永い言い訳』 | 〇 | × | × |
『正欲』 | レンタル | レンタル | レンタル |
『朝が来る』 | レンタル | 〇 | レンタル |
『八日目の蝉』 | ※プラス松竹またはシネフィルWOWOW プラスに登録、またはレンタル | 〇 | 〇 |
『わたしの幸せな結婚』 映画 | 〇 | レンタル | × |
『わたしの幸せな結婚』 アニメ | 〇 | 〇 | 〇 1話は会員でなくても視聴可 |
『永遠のゼロ』 映画 | 〇 | × | × |
『永遠のゼロ』 ドラマ | 1話ごとレンタル | × | 1話ごとレンタル |
『阪急電車』 | レンタルまたは※日本映画NETの無料体験 | × | 〇 |
『空飛ぶタイヤ』映画 | 〇 | 〇 | × |
『空飛ぶタイヤ』ドラマ | 〇 | 〇 | 〇 |
『風と共に去りぬ』 | 〇 | レンタル (字幕のみ) | 〇 |
『1リットルの涙』 | ※FODチャンネル登録 | × | × |
『流星の絆』 | × | × | × |
『天璋院篤姫』 | ※NHKオンデマンド登録 | × | × |
『影武者徳川家康』 | × | × | × |
会員価格 特記事項 | プライム会員月額600円 または年額5900円 30日間無料体験あり ※プライムビデオに追加して利用できる専用チャンネルあり | 月額1,026円 初回登録で14日間無料のトライアル期間あり | DMMプレミアム月額550円 30日間無料 すぐに使える550P付与 レンタルは会員でなくてもOK |
DMMは、プレミアム会員にならなくてもレンタルできます。
なので、スポットで映画を観たい人にはDMMがおすすめです。
日テレ作品や海外ドラマを見るならHuluがおすすめです。
独自のコンテンツも充実していますよ。
動画だけではなく、音楽や読書も楽しみたいならAmazonプライムがおすすめ。
注文翌日に届くお急ぎ便はとっても便利で、私は利用しまくっています。
気になった作品がありましたら、原作本と映像と2度お楽しみください。
最後に
映画化やドラマ化された小説のおすすめ17作品と動画配信サービスについて述べてきました。
紹介したのはどれも私のお気に入りで自信をもっておすすめするものばかりです。
まだ読んでいない作品がありましたら、ぜひ読んでみてください。