この記事では、読書の秋に読むのにぴったりな、泣ける本を10冊ご紹介します。
特に長かった夏も終わり、ようやく過ごしやすい季節になってきました。
日が短くなり夜が長くなってくると、ちょっと寂しいような人恋しいような気持ちになりますね。
そんな時、心にジーンときて、涙を流せる本を読んでみるのはいかがでしょうか。
私が読んで涙を流した本で、おススメな10冊をご紹介しますので、参考にしていただけたら幸いです。
おススメ本10選
それでは早速おすすめな本を紹介していきます!
『汝、星のごとく』
まず1冊めは、2023年本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』です。
親に苦しめられた男女の、中学生から15年にわたる物語です。
同じ痛みを持っていて運命とも言える二人の出会いから、大人に振り回され、成長していく過程を涙なしに読むことはできません。
またこの本には、人生の糧になり得る名言がたくさん出てきます。
自分にとっての名言を探すという楽しみ方もでますよ。
まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
この本について感想や名言をまとめています。
こちらの記事↓もぜひ参考にしてください。
『ライオンのおやつ』
2冊めは、2020年本屋大賞第2位の『ライオンのおやつ』です。
32歳の女性がガンを患い、余命宣告されて入居したホスピス(ライオンの家)での物語です。
生きるとは、死ぬとは、人生とは何かを考えさせられます。
もっと生きたいと願いながら、「今」の瞬間を大事に生きる姿に涙が止まりません。
こちらも数々の名言がありました。
生きることが苦しくなった時に思い出したい名言です。
まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
『ライオンのおやつ』について感想と名言をまとめた記事です。
こちらも参考にしてください。↓
『宙ごはん』
3冊めは、2023年本屋大賞にノミネートされた『宙ごはん』です。
この本は、複雑な家庭環境の主人公(宙)の幼稚園から大人になるまでの物語です。
母と子、家族、人間関係の悩み・苦しみ。
いつもそばで助けてくれる人がいて、心のこもった料理が癒してくれます。
文字なのに料理が目に浮かんで、味まで感じてしまう不思議。
温かい料理って心に沁みますよね。
人の温かさと料理のすばらしさに涙が出ます。
『宙ごはん』の感想をまとめた記事があります。
こちらもぜひ参考にしてください。↓
『ある男』
4冊めは、2019年本屋大賞にノミネートされて、映画にもなった『ある男』です。
亡くなった夫は全くの別人だった。夫はいったい誰だったのか。
依頼を受けた弁護士が、その真相を解明していく物語です。
名前も変えて全くの別人として生きなおしたい。
そうせざるを得なかった「大祐」の境遇と生きなおそうと一生懸命だった姿に涙が出ます。
『ある男』の感想と映画との違いをまとめています。
こちらの記事も参考にしてください。↓
『朝が来る』
5冊めは、2016年本屋大賞第5位となった『朝が来る』です。
特別養子縁組で子を持った“育ての親“の元へ“、産みの親“を名乗る女性から「子どもを返して」と電話が来る。
彼女は本当に「産みの親」なのか、目的は何なのか。
子どもを産むことは女性にしかできないことですね。
悩み苦しんで「親」になった2人の女性の葛藤を涙なしには読むことができません。
『朝が来る』の感想をまとめた記事があります。
こちらもぜひ参考にしてください。↓
『まいまいつぶろ』
次に紹介するのは、第170回直木賞の候補になった『まいまいつぶろ』です。
徳川幕府9代将軍、家重の物語。
家重は、産まれつき障害を持った将軍でした。
言葉を明瞭に発することができず、体もマヒがあるため、「暗愚」の将軍と言われた家重。
誰にもわかってもらえないその孤独さは想像を絶しますよね。
家重の言葉を理解できる青年(忠光)が現れ、唯一無二の友情をはぐくむ。
家重と忠光の信頼関係に涙があふれます。
『まいまいつぶろ』の詳しい紹介記事があります。気になった人はぜひ合わせてご覧ください。
『ツバキ文具店』
次におすすめするのは、2017年本屋大賞第4位を獲得した『ツバキ文具店』です。
手紙を代筆する「代書屋」の物語です。
依頼者に寄り添い、気持ちを代弁した手書きの手紙にも、
主人公が抱える、ただただ厳しかった祖母である「先代」に対する思いや葛藤にも涙が出ます。
手書きの手紙って、ほんとうに素晴らしいです!
まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
『ツバキ文具店』の詳しい紹介記事はこちらです。↓ 気になった人はぜひご覧ください。
『かがみの孤城』
次におすすめするのは、2018年本屋大賞を獲得した『かがみの孤城』です。
中学校に上がってすぐに不登校になった少女が、姿見の中へと体ごと引き寄せられる。
目が覚めるとそこは城の中で、同じような年ごろの人たちがいた。
同じような悩みをもっている7人が、徐々に仲良くなって、現実の世界を変えようとする姿に涙が出ます。
悩みのない人なんていないんですよね。
生きることに勇気を与えてくれる、何度も読み返したくなる物語です。
『かがみの孤城』の詳しい紹介記事があります。ぜひご覧ください。
『君の膵臓をたべたい』
次におすすめするのは、2016年本屋大賞第2位となった『君の膵臓をたべたい』。
膵臓の病気で余命を宣告されている女子高生と、思い出作りに付き合わされる男子クラスメイトの物語です。
まったく性格の違う2人のやりとりは微笑ましく、お互いに影響を受けながら変わっていきます。
残りの日々を全力で明るく生きようとする姿と、後からわかる本音。
久しぶりに本気で泣いてしまいました。
まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
『君の膵臓をたべたい』の詳しい紹介記事があります。
ぜひ合わせてご覧ください。
『その日のまえに』
最後におすすめするのは、2006年本屋大賞で第5位となった『その日のまえに』。
「死」と向き合う物語です。
小学生のとき重い病で入院して戻らなったクラスメイト、心疾患で突然亡くなった夫、ガンで余命宣告された人など、6編が収録されている連作短編集です。
本人もそうですが、家族もいやおうなしに死に向き合うことになりますね。
なぜわが家なのか?と。
残された家族の悲しさ悔しさに共感し、涙が出ます。
『その日のまえに』の詳しい紹介があります。
ぜひ合わせてご覧ください。
最後に
秋の夜長に読むのにぴったりな、泣ける本10冊をご紹介しました。
秋は食欲の秋でもありますが、一生心に残る本を読むのにも、とてもいい季節であると思います。
紹介した10冊は、どれも私が実際に読んで泣いた本なので、自信をもっておススメします!
どんな本を読もうか迷っている人は、この10冊の中から選んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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