もうすぐ大型連休ですね。
旅行など予定を入れているわけでもなく、何して過ごそうか・・・と悩んでいる方々。
ミステリー小説を読むのはいかがでしょうか。
時間があるので、謎解きを中断することなく、集中して一気読みできます。
この記事で、私が読んで面白かったおすすめの本を紹介しますので、ぜひミステリーの世界への旅行を楽しんでみてください。
ミステリー小説のおすすめ12冊
それでは早速おすすめ本を紹介していきますね。
『ファーストラヴ』島本理生(著)
最初に紹介するのは『ファーストラヴ』です。
アナウンサー志望の女子大生が、就職面接を抜け出して父親を刺すという衝撃的な事件。
「動機がわからない」という謎の容疑者。
容疑者との対話と関わった人たちへの聞き込みから、臨床心理士と弁護士が事件を解明していく物語です。
子どものときに受けた被害は、女性の一生を狂わせてしまう。
被害にもいろいろあるんだということがわかりました。
まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。
詳しい紹介記事はこちらです。気になる人は合わせてご覧ください。
『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒(著)
次に紹介するのは『ラブカは静かに弓を持つ』
この本は実話を元にしたフィクションで、スパイもののハラハラドキドキと音楽を同時に楽しめます。
本なのに音楽が聞こえる。そして読後は深い感動に包まれます。
人を信頼し、信頼される人間でありたいと思いました。
まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。
この本の詳しい紹介記事があります。気になった人は合わせてどうぞ。
『木挽町のあだ討ち』永井沙耶子(著)
次に紹介するのは、『木挽町のあだ討ち』です。
こちらは時代小説でもあります。
あだ討ちを成し遂げる話かと思って読み始めましたが、あだ討ちが終わってから始まる物語でした。
成功したあだ討ちについて、なぜか何人にも聞き込みをする幼馴染。
真相がわかった時には「うぅっ」とうなり声が出ますよ。
聞き込みされた人達の人生も興味深いものでした。
この本をまだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
詳しい紹介記事もあります。気になった方はぜひどうぞ。
『ある男』平野啓一郎(著)
次に紹介するのは『ある男』です。
亡くなった夫は、まったくの別人だったという衝撃的な話で、どこの誰だったのかを弁護士が解明していく物語です。
別な人間として生き直したかった夫の境遇に胸が締めつけられました。
自分が知らないだけで、実はいろんな苦しんでいる人がいるんですよね。
そのことを知ることができて、世界が少し広がった気がします。
この本をまだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
私は映画を先に観ました。映画と比較しながら紹介している記事があります。合わせてどうぞ。
『朝が来る』辻村深月(著)
次に紹介するのは『朝が来る』です。
特別養子縁組で子どもを持った家庭に「子どもを帰して」と電話がかかってくる。
産みの親を名乗る女性は誰で、どのような意図があるのか。
特別養子縁組について、この本を読んで知りました。
事情があって育てられない親と子どもが欲しい親との架け橋になる制度なんですね。
それぞれの事情が読んでいてとても辛く、同じ女性として共感するところがたくさんありました。
まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
この本の詳しい紹介記事はこちらです。ぜひ合わせてどうぞ。
『なれのはて』加藤シゲアキ(著)
次に紹介するのは『なれのはて』
著者の加藤シゲアキさんは、アイドルで有名な方ですね。
人の心を惹きつける1枚の絵。
その作者は誰なのか、いつ描かれたものなのか。
探っていくうちに、ある一族の壮大なストーリーに行き当たります。
それにしても事件がありすぎ、とは思いますが、地位やお金があるからと言って幸せではないこと。
戦争は人間を人生を変えてしまうということ。
読みながらいろんなことを考え、いろんな感情が交錯する物語です。
まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。
この本の詳しい紹介記事はこちらです。気になる人はぜひどうぞ。
『黄色い家』川上未映子(著)
次に紹介するのは、『黄色い家』
家や学校に居場所のない少女たちが同居して、詐欺を働くようになる物語です。
この説明だと「ミステリー・・・?」と思いますよね。
少女たちと同居した唯一の大人である女性が、20年後に別件で逮捕されたところから物語が始まります。
この女性は何者なのか?この女性が犯罪に誘導したのか?少女たちに暴力を振るったのか?
この本に出てくるような人々に、私は関わったことはありませんでした。気づかなかっただけかもですけど。
でもいつ自分がそのようにしか生きられなくなるかわかりません。
「生きる」とは何と難しいことだろうと思いました。
この本をまだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
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『存在のすべてを』塩田武士(著)
次に紹介するのは『存在のすべてを』です。
横浜で起きた連続誘拐事件。
犯人を取り逃がし、生存が絶望と言われた男児が3年後に生還する。
誰がどこで何のために育てたのか。
警察が被害者の家族に寄り添い、一緒に犯人と対峙する場面は臨場感たっぷりでした。
ドキドキハラハラと、ラストに待ち受ける感動を味わいたい人は、ぜひ読んでみてください。
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『放課後ミステリクラブ』知念実希人(著)
次に紹介するのは『放課後ミステリクラブ』です。
この本は児童書ですが、2024年本屋大賞にノミネートされました。
人が殺されたり流血したりしない、微笑ましい事件の解決に「ミステリクラブ」が挑みます。
連休中に子どもと一緒にミステリクラブの挑戦を受けてみませんか。
まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
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『黒牢城』米澤穂信(著)
次に紹介するのは『黒牢城』
この物語の主人公、荒木村重の名前を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。
村重が織田信長に謀反を起こし有岡城に立てこもる。
そこで様々な事件があり、解決に困ると、土牢に閉じ込めた黒田官兵衛のところに出向く。
官兵衛の一言が解決への道筋になるところは、さすが知恵者と胸がスカッとします。
最後は少し後味が悪いですが、歴史小説とミステリーを同時に楽しみたい人は、ぜひ読んでみてください。
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『プラスティック』井上夢人(著)
次に紹介するのは『プラスティック』
30年前に刊行された本で、今となっては懐かしい言葉が出てきます。
ワープロやフロッピーディスクなど、使っていましたよね。
事件の舞台は古臭いかもしれませんが、事件の衝撃度は今でも変わりません。
古臭いのに、今まで見たことのない新しいものを見せられた気になります。
何とも不思議な体験をしてみたい人は、ぜひ読んでみてください。
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『火車』宮部みゆき(著)
最後に紹介するのは『火車』です。
もう20年以上前に読んだ本ですが、その時の衝撃度は今でもはっきり覚えています。
とにかく借金の恐ろしさ。
自分が借りていなくても、親兄弟がサラ金から借りてしまったら人生終わる、と震えました。
借金をしていないか、親に電話して確認してしまいました。
宮部みゆきさんの作品の中でも一押しの本です。
まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
最後に
連休中に読むのにおすすめなミステリー小説12冊を紹介してきました。
どの本も、私が読んだ中で特におすすめの作品です。
大型連休は、ぜひ本の世界に旅に出て、リフレッシュしてきてください。
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